師任堂(サイムダン)、色の日記 第29話『秘法の解明』感想

あれ?ミン・チヒョンって黒牡丹の正体は知らなくても、存在自体は知ってたんだ。
それだけ黒牡丹が男たちの間で話題になってたのかな。

フィウムダンが黒牡丹として比翼堂に出入りしていたことを、チヒョンが知ってしまいました。
そのときのチヒョンの怒りようといったら、凄まじかったですね。
チヒョンがフィウムダンのことを見下していたのは明らかですし、チヒョンは彼女がどこで何をしてようと興味がないものだとばかり思っていたのですが…
「比翼堂に出入りして男どもを惑わしたという黒牡丹…謎の女の正体は、そなただったのか。何がそなたの判断を誤らせたのだ!そなたが心を乱した原因は、一体何なのだ!」
と、かなり心を乱した様子でフィウムダンの首をギリギリ締め付けたのには驚きました。

この行動は嫉妬心のせいでしょうか。
「そなたは私のものだ」というチヒョンのセリフや、フィウムダンと出会った日のことを思い起こして「欲望と怒りに燃え立つ、獣じみた眼光が気に入った」と言ったときのチヒョンの表情からは、多少なりともフィウムダンに対する愛があるように感じられました。
もしそうだとしたら、チヒョンが自分でも気づかないうちにフィウムダンを愛していたのだとしたら…と考えると、急にチヒョンが愛おしく思えてきたり(笑)

私は捻くれ者なのか、宜城君とサイムダンのような純愛も良いのですが、子供じみた独占欲からくる不器用な愛、のようなものの方により惹かれます。
まあ、意のままに動く駒だと思ってたのが、実は自分の知らないところで好き勝手していたのが気に入らなかっただけかもしれませんが。

その頃サイムダンはというと、あの観音図の裏に書かれていた詩の解読を試みていました。
ですが解読作業は一向に進みません。
そんなサイムダンの様子を見たヒョルリョンは「本当に詩ですか?」と言います。
と言うのも、その詩は、詩の体裁を成していなかったのです。

ますます混乱するサイムダンの元に宜城君がやって来て、比翼堂で解読作業をしてはどうかと提案しました。
サイムダン宅よりも比翼堂の方が参考になる書物もあるだろうから、と。
自分も比翼堂に行こうとして懸命にサイムダンを説得しようとするヒョルリョンが面白かったです。

ヒョルリョンの説得の甲斐があってか、サイムダンはヒョルリョンとウを連れて、宜城君とともに比翼堂へ行きました。
そしてヒョルリョンが、詩が実は「破字(漢字を分解して意味を探る手法)」を用いて作られた暗号ではないかと言い当て、さらに比翼堂で字を学んでいたウが「木が2本で“林”になるそうです」と学んだことをサイムダンに報告したことから、詩の謎が解けたのです!
詩の中の特定の文字を組み合わせると、紙の原料になるのです。その原料は、楮と藤の木。
さっそくサイムダンは、楮と藤の木を配合した高麗紙づくりを始めました。

ウ可愛いよ、ウ!今回もナイスでしたね!

試行錯誤を繰り返してやっと満足のいく高麗紙を作り上げたサイムダンでしたが、安心してはいられません。
優秀な人物を雇って謎解きをさせていたフィウムダンとチヒョンも、詩の謎を突き止めてしまいました。
チヒョンはサイムダンの工房に出入りしているあの偽紙職人に、サイムダンが紙の質比べに参加できないようにしろと命じました。

この偽紙職人が…
こいつ、サイムダンの工房に火つけやがった!!!

おそらくチヒョンが放ったと思われる刺客も工房付近に潜んでいたので、火をつけたのは偽紙職人が勝手にやったことですよね。
ああ、苦労して作った紙が燃えてしまう…

第29話(公式サイトより引用)
工房に戻ってきたサイムダンは高麗紙の秘法解読に没頭していた。その頃、傷だらけで屋敷に帰り着いたフィウムダンにチヒョンはサイムダンより先に高麗紙を作れと冷たく命じる。家族や比翼堂の力も借り、秘法の謎を解明したサイムダンは本物の高麗紙作りに成功する。だがその夜、宴を開いていた流民たちの目の前で工房が炎に包まれる。

師任堂(サイムダン)、色の日記
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