師任堂(サイムダン)、色の日記 第20話『雲平寺の惨劇の真相』感想

楽しみにしていたフィウムダンの過去以外にも、衝撃の事実が発覚しました。
サイムダンは今まで、自分のせいで雲平寺の流民たちが犠牲になったと悔やんでいましたが、あの惨劇はサイムダンのせいではなかったのです。

雲平寺に代々伝わる高麗紙の技法を独占したかったミン・チヒョンは、流民たちの中にいた老人パルボンを唆して技法を手に入れました。
ですがチヒョンは最初から、技法を手に入れた後は職人や関係者全てを虐殺するつもりでいたのです。
決してサイムダンの絵と詩が原因ではありませんでした。

とは言え、大勢の人がサイムダンの目の前で殺されたのは変わりありませんからね。
これまで抱えてきた罪悪感は多少解消されたかもしれませんが、サイムダンの苦しみが消えることはなさそうです。
一方、フィウムダンですが。
死産した正室に代わって息子を生んでチヒョンの妻の座に就いたのは、今までの放送でも描かれてきました。
でも息子を生んだからと言ってソクスンの身分が上がるわけではないし…
旅籠の娘だったソクスンがなぜ両班であるチヒョンの妻になれたのかがずっと謎だったのですが、今回ようやく分かりましたね。

息子を生んだソクスンの元に、チヒョンががやって来て「漢陽チェ氏家系図」を投げ捨てました。
そして言いました。「これよりそなたが正室だ。過去の己は捨てよ」と。
なるほどねー。チヒョンはソクスンに両班の身分を買い与えたというわけですか。
これにより旅籠の娘ソクスン改め、両班チェ氏出身の正室フィウムダンが誕生した、と。

身分の低い女が両班の妻に、それも正室になるなんて、傍目には大出世で羨ましい限りですが、フィウムダンは幸せではなさそうです。
それもそのはずですよね。フィウムダンがどんなにチヒョンに尽くそうと、チヒョンにとってフィウムダンは数ある手駒の一つに過ぎないのですから。

悲しみと悔しさを抱えたフィウムダンは、黒い布で顔を隠し、比翼堂で琴を弾いていました。
イ・フやイ・モンリョンをはじめ、多くの人がその音色に聞き入っていました。
その琴の音は、宜城君曰く「悲しみに満ちた音色」。
美人で頭も良く、絵にも音楽にも優れているというのに…可哀想なフィウムダン。

正体を隠して琴を弾くフィウムダンは「黒牡丹の女人」と呼ばれていましたが、風流な呼び名ですね~
フィウムダンは黒がよく似合う気がします。彼女にもどうか幸せになってほしいなあ。

第20話(公式サイトより引用)
サイムダンは流民の老人パルボンから雲平寺の惨劇の真相を聞かされ愕然とする。紙作りが軌道に乗りはじめた頃、流民たちが役人に捕えられてしまう。サイムダンは流民たちの未納の税金を肩代わりすると宣言し、牢から救い出す。そんな中、金の工面に追われるサイムダンにパルボンは隠し持っていた高麗紙の技法が書かれた紙を差し出す。

師任堂(サイムダン)、色の日記
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